上場株式や店頭登録株式などのように公正な相場が存在しているものにあっては、その相場をもとに評価額を計算することとなるため評価額の算定に限って言えば、さほど難しいものではありません。
ところが日本の会社のほとんどを占める、非上場の株式の場合、客観性のある相場が存在しないため、その評価の方法は複雑さを極めます。
そして最も注意をはらわないければならない点は、その評価額がどんなに高く評価され、負担する相続税額が甚大なものとなろうとも、上場株式とは異なり、その換金価値は極めて低いものであるという点です。
毎年やってくる会社の確定申告。
非上場会社の経営者の方は、法人税などの納税額は気になっても、自分の会社の株価がいくらなのかご存知の方は以外に少ないのではないでしょうか。
非上場会社の場合、従業員数や売上高、利益、企業規模、同業他社の業績状況などの変化に応じ、その評価額の計算方法も複雑に変化して行きます。
対策実行のタイミングを逃さない為には税理士・弁護士などと良く相談し、定期的に自社株式の状況の健康診断を行いましょう。
御社の株価は今、いくらでしょうか?